ビジネスエリートになるための教養としての投資
投資に興味があり、読んでみました。非常に興味深く、素晴らしい本でした
【1時限目 投資家思想が人生を成功に導く】
①労働者2.0になる
マインドセットを「働かせられている」から「働いている」に変更
自ら問題をみつけて解決するようにする
②貧困は遺伝する
親から子へ思想は受け継がれる。ハーバードは2400万の学費がかかり、
貧困層は通えない、日本は公立のインフラが整っているので、救いあり
③投資をすれば働き方のマインドが変わる
投資先を考えるのは、脳みそに汗をかいているので、額に汗と同等
④人生100年時代
22歳から60歳まで稼げる額は決まっている。100歳までの40年間の
資金を稼ぐには自分以外に働いてもらうしかない。
株式をもつということは、会社の社長を部下にすることと同義
⑤「時間」というリソースをうまく使う
例えば大学生は時給1000円のバイトをするより、英検1級を受かることが
将来の時給は3倍になるということ。
自分への投資を惜しまずにどんどん見聞を拡げることが大切
ビジネスエリートになるためには、「自分の言葉」で語れることが大切
そうすると昇進して、給与も上がり、投資もできるという好循環
複利効果を益々享受できるようになる
会社の意義は「社会に付加価値を提供するということ」、高齢者が
働き続ける会社はイノベーションができるのか、限りなくNO
⑥有能の境界を意識しよう
自分と将来のことに目を向けて、自分への投資、将来への投資をする
他人と過去は振り返らない
【2時限目 私の投資家人生】
長銀からSGウォーバーグから農林中金へ、バフェットに出会ったことを
MOTとなる、事業へ投資すること
【3時限目 日本人は投資することがなぜ苦手なのか】
①どんどん貧しくなる日本
個人金融資産の増加は下のとおり
1995年 2019年
日本 1182兆円 1864兆円 1.55倍
米国 2343兆円 9855兆円 5.3倍
投資信託、株式の差でこれほどの差が生まれている
⇒お金がお金を生む方法を欧米は知っている
②楽して儲かることはない
デイトレやFXで損している人が多いことをみればわかる
【5時限目 売らない株を買えばよい】
①強靭な構造を持つ会社を選ぶ
高い付加価値、高い参入障壁、長期潮流
つまりは、会社の存在意義を見極めること
②本当に必要か
付加価値は、例えば自動車は稼働率は5%、普段は駐車場に停めているだけ
タバコも健康を害していることやJTも多角化を進めていることから
見出すのは困難
③誤解しやすい長期潮流
太陽光発電は再生可能エネルギーでもあり、長期潮流を満たしているような
気がしますが、参入障壁がない
株式テーマで言われる、AI,ヘルスケア等も長期潮流たるかといえば
そうではない
つまりは不可逆なもの、人口動態や国家財政の赤字・・・そうすると
長生き、低料金の治療「低侵襲医療」が有益、その医療にはカテーテルが
有効、そうするとカテーテルを作っているのはどこかを探す
④参入障壁は色あせやすい
経営は参入障壁をつくるゲーム
例:今から、砂糖水入りの炭酸をつくりコーラとは勝負しない
グーグルの検索エンジンに多額の投資で勝とうとは思わない
⑤日本株に未来はあるのか
200社程度のみ
【6時限目 株式投資で成功するコツ】
①ありがちな誤解
PER,PBR、売上、利益率はスクリーニングには有効だが、将来を保証しない
大切のは、仮説をたて、参入障壁は何なのかを探る
②会社訪問で聞くこと
参入障壁は何か、競争力を決める要因は何か
③仮説の立て方
将来は人口が増える、食糧不足、遺伝子組み換え穀物を大量生産
米国のディア&カンパニーが強いのでは?根拠はディーラー網
普段のメンテナンスが農機具は重要
バリアンメディカルシステムズ がんの医療機器製造メーカー
世界シェア5割、がんの増加、益々儲かるか
以上