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藁を持って旅に出よう 荒木博行著

研修で荒木講師のお話を聞く機会に恵まれて、本当に嬉しそうに この本のご紹介をしてくださいました。結論は、新入社員研修で 配ってほしい本のトップにランクインすると思います。

 

<亀が戦略的にうさぎに勝つ話>

・一時的な感情に任せて自分のフィールドを見失ってはならない

・自分のフィールドは戦略的に考えるべき

・戦略的=時間軸の長さ×論点の多さ

・適したフィールドを選ぶ努力

・そのフィールドで頑張る努力

・配属は人生を決める

 

<裸の王様が生み出す空気に勝てるか> ※参考図書「空気の研究」

・僕たちは常に空気的な判断基準と論理的な判断基準の間にいる

・空気に負けないために、僕たちは論理を鍛えなくてはならない

・そのためには、かつて空気に負けた経験を振り返って、今自分だったら

 どうすべきかを振り返る癖をつける

・難しい決定ほどその場の空気から逃れて客観的になれる場所で

 意思決定すうる必要がある

 

<未来予測と「オオカミと少年」>

・ストーリーは違う立場からみれば必ず新し示唆がある

・失敗したケースを当事者の視点で見つめ直してみると、その立場の

 合理性がみえる。それこそが学びのタネになる

・未来の予測がつかない時は、起きる可能性×起きた時のインパクトで

 整理してみる

・起きる可能性が低いものは、インパクトもつられて低くみつもりがちなので

 注意が必要

 

<働く意味と「桃太郎」>

・モチベーションには衛星要因と動機付け要因という2つの要因がある

・衛生要因は不満をなくすドライバーであり、動機付け要因は

 満足度を高めるドライバーである

・動機付け要因において、何を目指して働くのかという大義は重要

・敵を前提とした分断の大義はエンドレスの分断を招くので要注意

・真の大義はどういう世界を実現したいのかという世界観がベース

 

<北風と太陽とマーケティングの本質>

・プレゼンテーションは、目的と相手の間にあるギャップを埋める手段

・手段は目に見えやすいから真っ先に考えやすいが手段に執着すると

 自己満足になりやすい

マーケティングの本質は相手を理解すること。相手に憑依するくらいの姿勢で

 考え抜くことが重要

 

わらしべ長者キャリアプラン

・強みなんてみつからなくてもマイクロスキルは誰にでもある

・大事なことはそれらのマイクロスキルを組み合わせること

・付加価値があるかどうかを決めるのは相手次第。自分勝手に諦めない

・自分の人生は自分で決める覚悟を持つ。誰が何と言ったからといって

 最後に判断するのは自分

 

<野党思考と浦島太郎>

・全員に完璧な制度はあり得ない、必ず誰かにとっては不満が残る

・断片的で短期的な視点からは正論を言うことを野党思考という

・野党思考に陥った糸は、外に完璧な世界があると考えて、深く考えずに

 理想を追求してしまいやすい

・普段から自分が責任者だったらどうするかという与党思考で考える

 トレーニングをしておくことが重要

 

アドラーの教えとアリとキリギリス>

・上司の課題を自分に取り込まない。自分は自分の仕事を精一杯する

・仕事はまず自分がどうしたいのか、という一人称で考える

 組織の三人称の視点は一人称で考えてから柔軟に取り入れいていく

・一人称で考えるのは練習が必要。練習しなければ同じことを繰り返す

 

<偏差値教と花咲か爺さん>

・尺度が単一で上位に行った者が偉いという価値基準を偏差値教と呼ぶ

・偏差値教に入信してしまうと、すべてのことが単一の記号に変換された

 見方になってしまう

・まずは自分の人生を測る尺度は何かを自分で考えるべき

 他人が決めた尺度の中で一喜一憂する必要はない

 

<あなただけにしか見えない未来と素敵な三にんぐみ>

・リーダーとは肩書ではなく、自分だけにしか見えていない未来に向けて

 歩き始めている人のこと

・自分だけの未来を見るためには、スケジュールを変更する必要

・リーダーは本質的、長期的で答えの出にくい「哲学的な問い」に

 向き合わなくてはならない

 

<目的のピラミッドとレンガ積み職人>

・キャリアには節目がある。節目では思う存分脇道にそれてその期間を

 謳歌してみる。それがそのあとの人生につながる

・ネガティブケイパビリティとは答えのない状態をホールドする力

 答えのない問いには無理して答えなくてよい

・キャリアの問いに答えるには目的のピラミッドを作ってみる。自分に

 とって最上位の目的が分かれば後はすべて手段になる

 

                               以上