tsuiteruarigatougozaimasu’s blog

ツイテル感謝しますありがとうございますを大切に生きていきます

ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある 西野亮廣著

著者の近畿大学の卒業式のスピーチを聞き、興味を持ったので読んでみました。結論は非常に興味深く、読んで良かったです。先週の葬儀に出席し「死」というものを意識したばかりなので、特にスタッフの方が亡くなった時の考え方を読むことができて、少し前向きになれました。

また、芸能界にいた方の本は、読む機会がなかったのですが、西野さんのファンになれました。

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漫才師から絵本作家そして、映画の製作総指揮までのストーリーで、そのような気持ちで取り組まれてきたのかが良くわかります

 

特に志の輔さんの落語を聞いて涙を流して、その後、志の輔さんに声優を依頼するくだりは本当に良かった。

自分のやりたいことをどう実現していくのか、自分を勇気づけられる本で、ぜひご一読してみてください

 

最後に記載のあった「手紙」の部分を抜粋します

 

ゴミ人間

どうだ?辛いか?

辛いよな。

同世代の成功者が気になるか?

気にならないと言ったら噓になるよな。

「人と比べても仕方ない」と言われても、比べちゃうよな。

しかし、どこで差が開いたんだろうな?

もちろん「運」もあるだろう。ただすべてが「運」じゃない。

そんなことは、もうわかっているだろう?

胸い手を当てて考えてみろ。

これまで、お金が足りなくて捨てた選択肢がどれだけある?

胸に手を当てて考えてみろ。

これまで、人が集まらなくて途絶えた企画がどれだけある?

あったか?あるなら、何故、改善しない?

原因がわかっているじゃないか。

コロナに襲われた?

関係ない。そんなものはすべて言い訳だ。

「言い訳していない」と言うならばコロナに襲われているのに生き残っている同業者の存在を君はどう説明する?

「お客」の正体を知れ

「お客」を漠然と捉えず、ミリ単位で知れ

お客は「顧客」と「ファン」と「ファンだったもの」の3つに分けられる

「顧客」は「サービスを買う人」

「ファン」は「サービス提供者を応援する人」

「ファンだった人」は「サービス提供者を私物化する人」

 

コロナの餌食となったのは、「顧客」と「ファンだった人」で回している店だ

「ファン」で回している店が、クラウドファンディングや未来チケット(前売券)でコロナを乗り切った場面を見てきただろ?あれが真実だ

サービスを提供し続けたいのであれば、キミの「ファン」を作れ。

 

「お金」を学べ

「広告」を学べ

「集客」を学べ

たったの勉強不足で、キミの夢を殺すな

お金の勉強をするキミを、世界は「銭ゲバ」というだろう

広告の勉強をするキミを、世界は「作品(商品)のクォリティーを後回しにした者」として扱うだろう

集客の勉強をするキミを、世界は「商売人」と笑うだろう

 

構うな

 

誰よりも届ける努力をして、そして最後は作品のクォリティーで圧倒しろ。

思考量の違いをみせつけろ

覚悟の違いをみせつけろ

才能の違いをみせつけろ

人は圧倒的な結果をだす力を「才能」と呼ぶ

才能は「生まれ持ったモノ」でも何でもない

才能とは「挑戦した数」だ

挑戦し、そこで背負った思いや傷の集合体が「才能」だ

キミにはそれがあるか

持ち合わせていないならば、怯むな

今すぐ手に入れに行け

 

アイディアに酔うな

まだまだ知識のないキミから捻りだされたアイディアは洗練されていない

そもそもキミが思いついたアイディアが世の中にない理由を考えろ

「世界が必要としているアイディア」をこれまでキミ以外の人間が思いつかなかったわけがないだろう?

「あったけど必要とされずに消えた」と考えろ

アイディアに酔うな、誰よりも手足を動かせ

御託を並べるな、そんなものは西野亮廣より努力してから言え

頭を下げろ、恥をかけ

泥にまみれろ、ただし、心は汚すな

 

キミには日本中から笑われた夢があるか?

僕にはある

その夢をかなえる覚悟もある

 

キミにはあるか

あるだろ

あるから、僕の本を選んだのだろう?

 

別に具体的じゃなくてもいい

「何か面白いことをしたいんだけど、何をすれば」で十分だ

いつだって具体的なゴールが見えるのは、手探りで歩き始めた後だ

天から降ってくるようなものじゃない

まずは環境を変えろ、景色を変えろ

そして、キミに入ってくる情報を変えろ

歩き出せ、方角はどちらでもいい

 

僕は仕事に戻らなくてはいけない

えんとつ町のプペル」の公開まで、あと3週間だ

やれる努力はすべてやる

背負えるものを全て背負う、想いも傷も恥も

キミには「えんとつ町のプペル」を観に来てもらいたい

あれが僕の覚悟の全てだ

 

そして、今度はキミの挑戦を見せてほしい

キミが挑戦を選び続ける限り、僕はキミを応援し続ける

僕はそこそこお金持ちだから、酒場であったら、キミに酒を奢るよ

 

負けるなよ

学び狂って強くなれ

圧倒的な強さを手に入れて、誰よりも優しくなれ

 

とりあえずめっきり寒くなってきたので身体には気をつけてね

キミのことを応援しています。心から

 

                           2020年12月 

                              西野亮廣

 

7割経済で勝つ新デジタルシフト 大前研一著

 

企業やトレンドを知ろうと思って読んでみました、世の中進んでいる。勉強になります。日本人はオリジナリティに対する意識が強く、マネができないという森川亮さんの言葉が残りました、TTP(徹底的にパクル)ことで、ビジネスを広げていくことも重要だと認識しました

 

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第1章 アイドルエコノミー

自らリソースをもたず、「空き(idle)リソース」をユーザーとマッチングさせ収入を得るビジネス。SNSの浸透により「バリアブルプライシング」を使うことで、効率よく稼げるようになっている

中国でも、10年以内に企業し10億円以上で評価されているユニコーン企業は、アイドル型エコノミーが中心で、シェアリング型エコノミーからアイドル型エコノミーに映っている。原因は以下の3点

①IoT,AI,APIフィンテックの進化

②低欲望社会、循環型社会、フリーランスの増加という社会環境の変化

③新たな消費者の登場(ミレニアル世代、ジェネレーションZ、インバウンド)

 

アイドル型エコノミーの事例

1.ディディ(中国)

タクシー配車とライドシェアの中国最大手。走行データを集めて販売しコンサルも実施

経営者の程維氏は謙虚な人柄で、アリババに入社、アリペイ担当し創業。ウーバーチャイナを買収できたのは、走行データの販売を行ったことも成功の一因。

2.ウーバー(米) 配車

3.ローディ(米) 物流

4.エーアンドビー(米) 民泊

5.TKP(日)貸会議室

6.SITATERU(日)縫製業者をマッチング

7.ファイバー(イスラエル)人の能力のマッチング

8.寺田倉庫(日)空き倉庫

9.ラクサス(日)使用しないブランド品の貸し出し

 

アイドルエコノミーの進化

単なる空き資産から、経済圏をつくり大きく成長しているのが特徴。配車から、車の保険、修理、ドライバーへの融資、本人確認テクノロジー、宅配、配達等

 

第2章 0から1を生み出す企業(TKP)

TKP「空間再生企業」・・企業の遊休不動産を活用し、会議室・宴会場・ケータリング・研修ホテル・宿泊・リゾート・グランピングまでつなげる

(常盤軒・仕出し弁当事業の買収、石のや(老舗温泉旅館)を会議室併設型温泉旅館へ再生、レクトーレは有名企業の保養施設をリゾート型セミナーホテルへ、使われていない医療施設をアパホテルへ)

 

第3章 なくてはならぬ世界を変えるウェブサービス(akippa)

コインパーキングが予約できないという不満を「akippa」で解消。鉄道の高架下の空き地を活用し、パークランドライドにも貢献。将来の少子高齢化に備えて、場所の提供からサービスの提供も考え、高齢者のスーパーへの配車サービスにも進出

 

(4章省略)

 

第5章 発想とITで人々の日常にワクワクを(エアークローゼット)

女性の社会進出に伴い、洋服と出会えるチャンスが減っていると考え、スタイリストが選んだ服を貸し出すサービスを提供

ブランド1社ごとに契約を結び、寺田倉庫とAPIで提携、セゾンではカード決済等さまざまな企業と助け合い、異例ながらガールズワードにも出展するなど、業界がもりあがるように努力した結果が表れている

 

以上

 

 

 

戦略脳を鍛える 御立尚資著

ライフネット生命岩瀬大輔氏がお勧めしていた著書を久しぶりに読み返しました。メドレーの取締役になっていたのはどんな経緯なのか、ふとそんなことまで思っていました。視野が広がっていきつつあるので、苦手な分野をコツコツと。。。

 

久しぶりに読んで、企業を見る目、チームへの協力などいろいろと気づけたので

有意義でした

【第1章 インサイトが戦略に命を吹き込む】
1.ユニークさが勝てる戦略の鍵

NASAは一見不可能な目標を達成するために、既存の組み合わせで工夫

織田信長は、鉄砲三段打ち・焙烙火矢には鉄船にするなど弱点を克服

・企業戦略にも定石を超えたパターンが必要

2.戦略プラスアルファを生み出す技

・ユニークな戦略=定石+インサイト(スピードとレンズ(物の見方)

・レンズは体得するしかない

【第2章 思考のスピードを上げる】

1.スピードはパターン認識+グラフ発想+シャドウボクシング

・戦略論のエッセンスとパターンとして認識し、グラフ発想で仮説をつくる

・右脳と左脳を最大限使って検証、再検証をシャドウボクシングする

・会社が危機状況に陥った場合には、Aパターンが使えるか、

 BとCを組み合わせるかなどを当てはめる、それをグラフ化(ビジュアル)

・エッセンスをパターン化するためには以下の通り

 <コスト>

 スケールカーブ:生産規模の大きさがコストに直結する業界

         生産規模・コスト・市場価格をグラフで表す

 エクスペリアンカーブ:同種の生産では経験でコスト低下可能

            スケールメリットと顧客視点のスコープメリット

            コスト構造をしっかりみることが重要

 <顧客系のコンセプトワード>

 セグメンテーション:一般的には市場だが、自社製品や自社営業でも応用可能

           (人口:若年層や高齢層、地域・気功、嗜好)

 スイッチングコスト:乗換コストを高めることで顧客ロイヤリティ高める

           マイレージ、百貨店のポイントカード、ハイブランド

 <構造系のコンセプトワード>

 V字カーブ:横軸に規模、縦軸に利益で業界を研究

 アドバンテージマトリクス:

  規模型(自動車、半導体)規模が大きくなれば差別化可能

  特化型(出版、医薬系)規模化も可能、ニッチなど

  分散型(カフェ、美容室)規模化はできないが、利益はあげられる

  手詰まり型(セメント)他社と差別化困難、みんな儲からない

 <競争パターン系のコンセプトワード>

 ファーストムーバアドバンテージ:先行利得(シェアを獲得し競争優位)

                  マヨネーズのキューピー

 プリエンティブアタック:全地域全年齢で一気に攻めること

 <組織能力系のコンセプトワード>

 タイムベース競争:新商品の開発スピード

 組織学習とナレッジマネジメント:結果を出す人材のの秘訣を共有

 (参考)

  戦略市場経営(アーカー)、BCG戦略コンセプト(水越豊)、

  企業参謀(大前研一)、競争戦略(ポーター)、知識創造企業(野中)
2.グラフ発想でスピードをシミュレーション

 ・言語だけでなく、右脳を使ってビジュアルでイメージする

 ・図も有効であるが、グラフ化するほうが数字で説得できる

 ・グラフから脱平均(攻め筋)をみつけることができる

3.右脳と左脳でシャドウボクシング

 ・仮説を立てながら「既存の理論」と「現場」をいったりきたりする

  知的ゲームが本当の学問

 ・仮説が事実によって裏切られる世界を「新しい謎」として受け止め

  事実追及できるかが勝負

 ・右脳のアイディアを左脳で論理的に説明し、認めさせること

 ・ものごとを攻めと守り、デフレで売れないとマックで何が売れているかを

  二重人格で考えることがインサイトを体得できるコツ(幽体離脱

 ・意識的にスピードをアップすること

【第3章 三種類のレンズで発想力を身に着ける】

・レンズは拡散・フォーカス・ヒネリレンズに分別できる
 拡散:ホワイトスペースの利用(市場以外もみて市場にする)

    クラフトは、イタリア料理の為に溶けやすいチーズで売上を伸展

    競争相手がいるナチュラルチーズではなく、用途に応じて市場拡大

    バリューチェーンを拡げる

    トヨタ:車、割賦、保険、携帯、車検、修理まですべてをカバー

    川上から川下、ライフタイムバリューの時間軸

    練習問題:パン屋さんでシュークリームをつくる、宅配をする、

         業態を変化させるなど

 フォーカス:ユーザーになりきる、現場にいき、事実を把握しデータ化して

       枠組みに落とす、抜けていることを調べる

       ただし、数値を集めるだけではダメ、なりきって不満を探す

       この裏側で誰に何を提供すれば良いか考える
       どんな商品をどんな刺激で購入するかを考える

       服には寛容で、食品は徹底的に安いものを買う人もいるので

       徹底的に観察して、徹底的にユーザーになりきる

       いわゆるカスタマージャーニーをしっかり考える

       テコを効かせる:広告なのか、人事異動なのか

       ツボを押さえる:リピーターを増やす戦略はどこか

 練習問題:ユーザー目線で量や価格に注目し、ミニシューを創作、

      フリーペーパーに広告、宅配を始めるなど

 ヒネリ:逆張りする、不況の時に不動産を購入、M&A、地方を攻める

    特異点を探す、既存商品とライバルの特異点に注目して開発 

 練習問題:新規出店が流行しているときに1店舗のみで宅配する

     1人で10個買っていく特異な顧客に注目し、宅配する囲い込み

     アナロジー:のりとごはんが別々のおにぎりに注目し、

           自分で作るシュークリームを販売

 

 【第4章 インサイトを生み出す「頭の使い方」を体験】

・ユニークな戦略=定石+インサイト

     =定石+(スピード+レンズ)=戦略のエッセンス

     スピード:パターン認識+グラフ発想×シャドウボクシング
     レンズ:拡散、フォーカス、ヒネリ

・体得するためにはどう「頭を使うか」

 練習問題:投資ファンドの代表に就任して、不動産ファンドを検討

 ①仮説のタネを考えるためにデータ収集(着工件数、仲介業の市場規模)

 ②シャドウボクシングで、良い面悪い面をいったりきたりする

 ③他国の例を見る、過去の例をみる、家を引き継ぐので不要と考える層が多い

 ④競合優位はどこなのか、不動産を証券化し、販売することが自社なら可能

 ⑤ロイヤリティは、良質な物件を低価格で販売し次回も使ってもらう

 ⑥①から⑤をまとめて戦略にする

【第5章 チーム力でインサイトを生み出す】

・異質な人材を組み合わせる

 1人から全員の力でやることがユニークなものを生み出すコツ

 多様性からの連帯(メンバーの選定が大事)

 チョモランマ登頂の際に一流のクライマーばかり集めても成功しない

 (千両役者だけではいい舞台は打てない、女形も黒子も子役も必要)  

 

以上  

 

  

       

 

NEW TYPE ニュータイプの時代 山口周著

 

山口周さんの著書は、タイトルは難しいと感じるものの、ビジネスマンとして

必要な知識をいつももらえると感じています。

今回読んで感じたのは、時代においつくどころか自分の会社は

非常にオールドタイプであり、ニュータイプを排除する会社である

これをどう打破するか、武器を持たねば・・

 

 

1章 人材をアップデートする6つのメガトレンド

・役に立つモノを生産し続けようとするオールドタイプは意味を失い

 希少な意味を世界に対して与えるニュータイプは大きな価値を生む

・問題解決者は価値を現存し、課題設定者が大きな価値を生む

・社会がVUCA化し、経験・予測・最低化がそれぞれ無価値になる

限界費用がゼロ化、メディアと流通が変化しスケールメリットの無価値化

・寿命が伸びるが、事業の寿命は短くなる

2章 ニュータイプの価値創造

・AI等の進化で、問題解決能力は不要になり、問題発見力が重要

 自ら「あるべき姿」を構想する必要。課題設定とその解決も重要

・過去から見てわかる通り、予測は無価値になりつつあり、どのように

 主導して未来を創っていくかが重要

3章 ニュータイプの競争戦略

・仕事に意味がないのはクソ仕事が多くなっていて、人もモチベーションを

 失ってる。自らの構想力と美意識を持ち、人を奮い立たせる必要

・貫通力を持つことが大切であり、フォーカスして(価値観・意味)

 グローバル展開することで、スケールをとるという変化が必要

・役立つ市場(日本車)は競争は熾烈、意味がある(フェラーリBMW

 方が高い価値を生む。意味があれば、参入障壁になる

・経営上に必要なのは、「何をするために存在するのか」「なぜそれは

 重要なのか」「どのように実現するのか」を整合的に「共感」できる

 ストーリーとして伝えることが必要

4章 ニュータイプの思考法

・論理偏重になると、差別化の喪失、長期化、競争力の減退を生むので

 直感を用いることも重要(直感を鍛えることを前提として)

・大きな方向性を持ったうえで、すべては予定調和させず直感と予感にもと

 づき仕込みをするという営みが重要

・真・善・美をルールの前に持つことが重要

・量的改善は限界があるので、質的指標をにも光を当てることが求められる

5章 ニュータイプのワークスタイル

・企業の組織の中で働くことはリターンが少なくなりつつある、

 今後は大企業の寡占化と小規模組織の多様化という二極化が進む

 両方のポジションを持って働くことが大切

・1万時間努力すれば成功するというのは、楽器やテレビゲームでは

 相関がみられるが、教育や知的専門職では少ない

・成長の肥料となるのは「体験の質」「仕事の環境」である

 自分にフィットした場所を探すことも大切

・過去のイノベーションは門外漢によってなされているので、意見を区別せず

 ニュートラルにフラットに両者を扱うことが大切

6章 ニュータイプのキャリア戦略

・自分の専門分野だけでなくいろいろな分野に視野を広げる

・粘り強くつづけることで、偶然の出来事や出会いがおこり新しい展開

・状況は常に変化するので、柔軟に対応する

・意に沿わない逆境なども自分が成長する機会になるとポジティブに

・未知へのチャレンジは失敗が当たり前、積極的にリスクをとる

 アマゾンのようにたくさん試して、やめることも大切

・一か所に踏みとどまるよりも逃げて流動性を高める

・テイクテイクそしてギブこれが大切、共有すると得になる

7章 ニュータイプの学習力

・構想力を高めるにはリベラルアーツが重要

リベラルアーツを学ぶことで時間軸・空間軸で目の前の常識を

 相対化するリテラシーを持つことができる、常識への違和感が重要

・自分の外に視点があるような深い聞き方をシフトする必要

・他社の声に耳を傾けつつ共感することが大切

パターン認識をゼロクリアし、流動性知能を高める

 

以上

 

 

 

 

藁を持って旅に出よう 荒木博行著

研修で荒木講師のお話を聞く機会に恵まれて、本当に嬉しそうに この本のご紹介をしてくださいました。結論は、新入社員研修で 配ってほしい本のトップにランクインすると思います。

 

<亀が戦略的にうさぎに勝つ話>

・一時的な感情に任せて自分のフィールドを見失ってはならない

・自分のフィールドは戦略的に考えるべき

・戦略的=時間軸の長さ×論点の多さ

・適したフィールドを選ぶ努力

・そのフィールドで頑張る努力

・配属は人生を決める

 

<裸の王様が生み出す空気に勝てるか> ※参考図書「空気の研究」

・僕たちは常に空気的な判断基準と論理的な判断基準の間にいる

・空気に負けないために、僕たちは論理を鍛えなくてはならない

・そのためには、かつて空気に負けた経験を振り返って、今自分だったら

 どうすべきかを振り返る癖をつける

・難しい決定ほどその場の空気から逃れて客観的になれる場所で

 意思決定すうる必要がある

 

<未来予測と「オオカミと少年」>

・ストーリーは違う立場からみれば必ず新し示唆がある

・失敗したケースを当事者の視点で見つめ直してみると、その立場の

 合理性がみえる。それこそが学びのタネになる

・未来の予測がつかない時は、起きる可能性×起きた時のインパクトで

 整理してみる

・起きる可能性が低いものは、インパクトもつられて低くみつもりがちなので

 注意が必要

 

<働く意味と「桃太郎」>

・モチベーションには衛星要因と動機付け要因という2つの要因がある

・衛生要因は不満をなくすドライバーであり、動機付け要因は

 満足度を高めるドライバーである

・動機付け要因において、何を目指して働くのかという大義は重要

・敵を前提とした分断の大義はエンドレスの分断を招くので要注意

・真の大義はどういう世界を実現したいのかという世界観がベース

 

<北風と太陽とマーケティングの本質>

・プレゼンテーションは、目的と相手の間にあるギャップを埋める手段

・手段は目に見えやすいから真っ先に考えやすいが手段に執着すると

 自己満足になりやすい

マーケティングの本質は相手を理解すること。相手に憑依するくらいの姿勢で

 考え抜くことが重要

 

わらしべ長者キャリアプラン

・強みなんてみつからなくてもマイクロスキルは誰にでもある

・大事なことはそれらのマイクロスキルを組み合わせること

・付加価値があるかどうかを決めるのは相手次第。自分勝手に諦めない

・自分の人生は自分で決める覚悟を持つ。誰が何と言ったからといって

 最後に判断するのは自分

 

<野党思考と浦島太郎>

・全員に完璧な制度はあり得ない、必ず誰かにとっては不満が残る

・断片的で短期的な視点からは正論を言うことを野党思考という

・野党思考に陥った糸は、外に完璧な世界があると考えて、深く考えずに

 理想を追求してしまいやすい

・普段から自分が責任者だったらどうするかという与党思考で考える

 トレーニングをしておくことが重要

 

アドラーの教えとアリとキリギリス>

・上司の課題を自分に取り込まない。自分は自分の仕事を精一杯する

・仕事はまず自分がどうしたいのか、という一人称で考える

 組織の三人称の視点は一人称で考えてから柔軟に取り入れいていく

・一人称で考えるのは練習が必要。練習しなければ同じことを繰り返す

 

<偏差値教と花咲か爺さん>

・尺度が単一で上位に行った者が偉いという価値基準を偏差値教と呼ぶ

・偏差値教に入信してしまうと、すべてのことが単一の記号に変換された

 見方になってしまう

・まずは自分の人生を測る尺度は何かを自分で考えるべき

 他人が決めた尺度の中で一喜一憂する必要はない

 

<あなただけにしか見えない未来と素敵な三にんぐみ>

・リーダーとは肩書ではなく、自分だけにしか見えていない未来に向けて

 歩き始めている人のこと

・自分だけの未来を見るためには、スケジュールを変更する必要

・リーダーは本質的、長期的で答えの出にくい「哲学的な問い」に

 向き合わなくてはならない

 

<目的のピラミッドとレンガ積み職人>

・キャリアには節目がある。節目では思う存分脇道にそれてその期間を

 謳歌してみる。それがそのあとの人生につながる

・ネガティブケイパビリティとは答えのない状態をホールドする力

 答えのない問いには無理して答えなくてよい

・キャリアの問いに答えるには目的のピラミッドを作ってみる。自分に

 とって最上位の目的が分かれば後はすべて手段になる

 

                               以上

ビジネスエリートになるための教養としての投資

投資に興味があり、読んでみました。非常に興味深く、素晴らしい本でした

 

【1時限目 投資家思想が人生を成功に導く】

①労働者2.0になる

 マインドセットを「働かせられている」から「働いている」に変更

 自ら問題をみつけて解決するようにする

②貧困は遺伝する

 親から子へ思想は受け継がれる。ハーバードは2400万の学費がかかり、

 貧困層は通えない、日本は公立のインフラが整っているので、救いあり

③投資をすれば働き方のマインドが変わる

 投資先を考えるのは、脳みそに汗をかいているので、額に汗と同等

人生100年時代

 22歳から60歳まで稼げる額は決まっている。100歳までの40年間の

 資金を稼ぐには自分以外に働いてもらうしかない。

 株式をもつということは、会社の社長を部下にすることと同義

⑤「時間」というリソースをうまく使う

 例えば大学生は時給1000円のバイトをするより、英検1級を受かることが

 将来の時給は3倍になるということ。

 自分への投資を惜しまずにどんどん見聞を拡げることが大切

 ビジネスエリートになるためには、「自分の言葉」で語れることが大切

 そうすると昇進して、給与も上がり、投資もできるという好循環

 複利効果を益々享受できるようになる

 会社の意義は「社会に付加価値を提供するということ」、高齢者が

 働き続ける会社はイノベーションができるのか、限りなくNO

⑥有能の境界を意識しよう

 自分と将来のことに目を向けて、自分への投資、将来への投資をする

 他人と過去は振り返らない

 

【2時限目 私の投資家人生】

長銀からSGウォーバーグから農林中金へ、バフェットに出会ったことを

MOTとなる、事業へ投資すること

 

【3時限目 日本人は投資することがなぜ苦手なのか】

①どんどん貧しくなる日本 

 個人金融資産の増加は下のとおり

    1995年    2019年

 日本 1182兆円  1864兆円 1.55倍

 米国 2343兆円  9855兆円 5.3倍

 投資信託、株式の差でこれほどの差が生まれている

 ⇒お金がお金を生む方法を欧米は知っている

②楽して儲かることはない

 デイトレやFXで損している人が多いことをみればわかる

 

【5時限目 売らない株を買えばよい】

①強靭な構造を持つ会社を選ぶ

 高い付加価値、高い参入障壁、長期潮流

 つまりは、会社の存在意義を見極めること

②本当に必要か

 付加価値は、例えば自動車は稼働率は5%、普段は駐車場に停めているだけ

 タバコも健康を害していることやJT多角化を進めていることから

 見出すのは困難

③誤解しやすい長期潮流

 太陽光発電再生可能エネルギーでもあり、長期潮流を満たしているような

 気がしますが、参入障壁がない

 株式テーマで言われる、AI,ヘルスケア等も長期潮流たるかといえば

 そうではない

 つまりは不可逆なもの、人口動態や国家財政の赤字・・・そうすると

 長生き、低料金の治療「低侵襲医療」が有益、その医療にはカテーテル

 有効、そうするとカテーテルを作っているのはどこかを探す

④参入障壁は色あせやすい

 経営は参入障壁をつくるゲーム

 例:今から、砂糖水入りの炭酸をつくりコーラとは勝負しない

   グーグルの検索エンジンに多額の投資で勝とうとは思わない

日本株に未来はあるのか

 200社程度のみ

 

【6時限目 株式投資で成功するコツ】

①ありがちな誤解

 PER,PBR、売上、利益率はスクリーニングには有効だが、将来を保証しない

 大切のは、仮説をたて、参入障壁は何なのかを探る

②会社訪問で聞くこと

 参入障壁は何か、競争力を決める要因は何か

③仮説の立て方

 将来は人口が増える、食糧不足、遺伝子組み換え穀物を大量生産

 米国のディア&カンパニーが強いのでは?根拠はディーラー網

 普段のメンテナンスが農機具は重要

 バリアンメディカルシステムズ がんの医療機器製造メーカー

 世界シェア5割、がんの増加、益々儲かるか

 

以上

大前研一ポストコロナ時代の稼ぎ方

日本の危機をどう克服するか、これは生産性の向上と高収益企業に学ぶこと、明日から所属でもできる、やってみる

 

<パート1>生産性を高める経営

〇低下する日本企業の稼ぐ力

 理由①デジタルディスラプション:自動車・旅行業界のビジネスが崩壊

   ②グローバル化の罠:買収はできても経営ができない

〇日本が直面している課題

 ①労働生産性が低い(ギリシャより下)

 ②政府のマイクロマネジメント(同一労働賃金指導すべきでない)

〇企業の稼ぐ力を高めるための論点

 ①間接業務の生産性の向上(ホワイトカラーが多い)

  社員の能力を高めるか思考能率の高い人を採用

  間接業務を時間単位で確認し、4割削減する

  間接業務テック企業を活用(リーガル・会計等)

 ②中管理職の存在意義はあるのか

  トップが直接社員に伝達する仕組みにする(例:シャープ)

 ③どのような人材・機械ポートフォリオを構成するべきか

  社内・社外・自動化に分け、社内も正社員・非正規でわける

 ④労働力不足をどう解決るするか

  ドイツは正社員もリストラできるよう法改正(労働コスト削減)

  星野リゾートマルチタスクを活用(CS満足度を維持)

 ⑤従業員の子育て支援はどうするか

  在宅勤務をうまく使う(コロナ禍を維持する)

 

<事例:スキャンマン>

1.業務を属人化させないためにマニュアル化

  「TeachME BIZ」を使い、「CASTER BIZ」でアウトソース

2.バックオフィス効率化ツールを使う

  「050PLUS」スマホあらかける電話料金が安くなるIPアプリ

  「GSUITE」ビジネスのグループウエア

    「Trello」タスク管理ツール

  「LINE WORKS」ビジネスチャットツール

  「GOOGLEフォーム」スプレッドシートと連動

  「CASTER BIZ」オンラインアシスタントサービス

  「NP後払い」ネットプロテクションン社の立替サービス

  「MISOCA」請求書等のクラウドサービス

  「free」クラウド会計サービス

  「Smart HR」労務手続等の人事総務ソフト

 

<事例:マナラ>残業ゼロにする仕組み

①定時退社を遵守 最初は大ブーイングのため、業務の棚卸を徹底

②システム化 社内の会議資料ワード1枚、会議30分、予定表開放

アウトソーシングの徹底

④やりがいを持たせる「挑戦」とし、権限移譲

 

<経営戦略のWLB>佐々木常夫氏

仕事の進め方10箇条の徹底

①計画主義 仕事の計画策定の重要度を評価する(すぐ走らない)

②効率主義 最短コースを選び、通常業務は早さを尊ぶ

③フォローアップの徹底 業務遂行の冷静な評価を行い、レベルアップ

④結果主義 プロセス努力も理解するが結果主義

⑤シンプル主義 事務・管理・制度・資料はシンプル

⑥整理整頓主義 仕事の迅速性につながる

⑦常に上位者の視点 上の立場での発送は仕事の内容を高度化する

⑧自己主張の明確化 他人の意見もよく聞き、主張する

⑨自己研鑽 向上心を失わない

⑩自己中心主義 自分を大切にするのは人を大切にする

リーダーとして

勇気と希望を与え、会えてよかったと思え、一緒に仕事をして楽しく成長できると感じさせてくれる人(思いやりと真摯)

①自分なりの考え方を確立させる、常に当事者意識・主体性を持つ

②目的を明確に、自分のミッションは何か(成果と人材育成)

③優先順位を決める(仕事の断捨離)

④仕事の効率化はコミュニケーションと両輪で

⑤その人の合わせた対応で強みを引き出す

⑥多くを語るな、多くを聞け

⑦時間的余裕を持つ

<仕事に取り組む姿勢>

①目の前の仕事に真剣になりなさい

②欲を持ちなさい、欲が磨かれて志になる

③自分を偽らず素のまま行きなさい

④人は自分を磨くために働く

⑤それでも人を愛しなさい

 

<パート2>高収益企業の研究

高収益企業から学ぶべきこと

①バリュープライシング(キーエンス

②技術力と成長市場(村田製作所サムスンNVIDIA

③ニッチ市場(東海カーボンシャイアー

マーケティングブランディングファンケルゴールドウィン

⑤プラットフォーム(FB,エムスリー)

 

<トップブランドを生む企業価値ピジョン

企業価値とは、事業の質(つよみ、障壁、競争優位、ストーリー)

                ×

       ヒトの気質(経営陣、組織運営、企業文化)

                ×

       経営の洗練(戦略、高収益のこだわり、ガバナンス)

ピジョン企業価値:社会や顧客にとってなくてはならない存在

          将来のフリーキャッシュフローの現在価値の合計

 

<強い会社を作る条件:日本電産

1.意識改革

  「スピードと徹底」という企業文化の会社に変身させて、

   市場ナンバーワンのポジションを得る

2.スピード

  スピードは競争に打ち勝つ最大の武器。世界中のの競合より

  対応の早い会社にする

3.営業機関車化

  営業を一軍化して会社を引っ張らせる(営業が市場の声)

  プロダクトアウト(製品ありきにしない)

4.ダントツのコスト追求

  業界最安値の体制をつくり競争に打ち勝つ

5.損益の週次管理

  予算を1週間ごとにつくり、フォローする。未達体質の特効薬

〇「すぐやる」「必ずやる」「できるまでやる」がバックボーン

〇優れた会社の3要素

 ①経営者のリーダーシップ

 ②経営手法

 ③企業カルチャー